イラクの金準備は世界30位を維持しています

世界金評議会(World Gold Council)は木曜日、イラクの金準備高は世界ランキングで第30位を維持していると発表しました。安保理の2023年11月の最新のデータによると、イラクは100カ国中30位を維持し、最大の金の準備を持っています。5月以降、金を購入していないため、金の総保有量は7.6%の132.7トンとなっています。

イラクの金保有量は、サウジアラビア(323.1トン)、レバノン(286.8トン)、アルジェリア(173.6トン)に続き、アラブ世界で4番目に多い量です。エジプトが125.9トンで5位でした。米国の金保有高は8133.5トンで世界トップで、ドイツ(3352.6トン)、イタリア(2451.8トン)の順です。ボスニア・ヘルツェゴビナが1.5トンで99位、スリナムが同数で続いています。

金融専門家のMohamed al-hassani氏によりますと、イラクを含む各国は通貨や金を通じて投資ポートフォリオを多様化し、危机や通貨安によるリスクや突然の変働を最小限に抑えることを目指しているということです。金はヘッジツールとして、通貨の安定を提供します。しかし各国は、他の通貨に比べて金が重く、売買が遅いため、ポートフォリオの中で金に大きく依存していません。裕福な国では、アメリカ、ドイツ、イギリスのように、比較的安定した金の準備を維持し、継続的な売買操作を行わない傾向があります。

イラクはこれに先立ち、2022年6月27日に新たに34トンの金を購入すると発表しており、これまでの保有量より35%増えています。また、イラクは5月に2.3トンの金を購入したと発表しました。

英国に本部を置く世界ゴールド協会は、幅広い専門知識と市場の変化要因についての深い理解を持っています。メンバーには世界最大の金鉱会社が含まれています